三月の空になるから/きらく
寂しさが死に直結した春の日にシュレディンガーは去ってしまった
幸福な未来のことで何度でも裏切られたり期待をしたり
まだ僕は春の終わりにいますので誰かに会える気がしないのです
この先で何が見えるか知らないが虹とコンビニくらいあるだろ
神さまの声やかたちを人々は求めた そして君が生まれた
指先で彼女をそっとなぞるもう体に時は流れぬように
冬の日に溶けてしまった愛情はいびつなままで固まればいい
認めよう僕は寂しく君もまた孤独で生きる星にいるのだ
男の子でいれた頃はポケットに愛を詰めればどこにでも行けました
春先の死は悲しくて寂しくて桜
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