春と冬/
昏(ヤッカ)
きっとあの場所まで
きっとあの季節まで
ずっと走ればよかった
きっとあの時以外には
春と冬の間で季節は止まり
優しい誤作動の日々から
動かなくなってしまう
繰り返す春と冬の日々に隠れている
マフラーをうまくまけない君を迎えに行く
夕焼けみたいな目をした君がポツリ言った
いつかのあの桜の日、どこへ行ったの?
戻る
編
削
Point
(0)