ムカシトンボ/風恋誦
書いていいのか
今もまだ分からない もう少しだけ この詞(旅)に付き合って
手を加えるなら 最後まで
できないのなら 障らないで
死の谷を 肥えるべく努を(越えるべき夢を)
太古の昔より警鐘が押し寄せる
手を加えるなら 最後まで
できないのなら 障らないで
その蒼さは 46億年の歴史が解けた(溶けた)
語り部だけが持ちうる威風かもしれない
淀んだ生地を鋏で裁てば その隙間からあの夏が洩れてくる
空気に触れた瞬間 錆びちゃわないように
この時を この時を輝かせる
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