祈りの詩/itukamitaniji
ゆくんだろうな
届かないのに 歌う理由
叶わないのに 祈る理由
僕は怖かっただけ 自分を裏切ることが
だけどもう十分 可哀相なほど
縛りつけ続けてた ボロボロの祈り
ビリビリに破って 春の空に撒き散らした
綺麗だった キラキラと
光を浴びて 空へ舞い上がった
いつまでも 僕は見とれていた
たくさんの景色が 通り過ぎていた
飛んでけ 風に乗って
悲しみの海を 渡り越えてゆけ
心に残った 痛々しい火傷の跡も全部包めて
いつの日か また自分自身のことを愛せるように
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