虹/itukamitaniji
けるところまで行こう
突然の天気雨に 傘を持たぬ僕らは濡れた
最悪の状況だって 空を睨んではうな垂れた
晴れた空の雲の隙間 虹を見たのはその時だ
雨の中で消えそうなほど 微かに薄く輝いていた
自分の未来は確かに目の前にあって
消え失せないようにちゃんと見張っていなくちゃいけないよ
見当もつかない未来にいつも 途方に暮れてしまうけど
追っかけてゆこう 予想なんて出来っこない
思いがけないところで出会えるかも
それぞれの虹に 自分だけの虹に
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