ねむるよる/
ふるみ
顔が浮かんで
さして消える
声がひびいて
なでられ眠る
夜はくる
陽がさして
吸われて
涙は枯れる
なめて、育つ樹
夜は湿らせて
しめて
息をつまらせる
もとめる
ぐあいによって
夜はくる
笑いが消えて
なき声かすれる
もとめる
涎は溶かしだす
眠るため
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