生きるという詩。/aokage
 



果てしない空の彼方に、光を見た。
果てしない時の片隅に、安らぎを見た。
果てしない海の奥底に、宝石を見た。
果てしない大地の果てに、無を見出だした…。


きっと幸せだった。
きっと憧れていた。
あの空の彼方に、あの大地の果てに、
未来を、夢を見つけようとしていた。

あの頃の私はまぶしくて、
今思うと太陽みたい。
すぐ笑って、すぐ泣いて、
何にも疑わずに、只、幸せだった。


どんなに手を伸ばしても、
どんなに欲していても、
決して手に入らなかった絶望。
あの時私は、未来も、夢も、見失っていた…。




君の心はきっとガラス細工で、
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