たった一つの言葉で/あらら
体どうなっているのだか
いつまでたっても
何年たってもさっぱり分からない
時には世界中がその手がかりらしきものであふれ返っていて
そこらじゅうキラキラと輝いて見えて仕方ないこともあるけれど
それは僕たちが今見ている星々のように
時が過ぎれば跡形もなく消え失せてしまう
それでも間違いなく言えることは
きらめいている朝の光の中
今僕が言いたいことも信じることが出来るものも
どちらもそれはたった一つしかないのだということ
それはもうこの空の下で
君の前にいる限り誰が何と言おうと確かなことで
そんなあれこれを
僕はたった一つの言葉でしか言うことが出来ない
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