おなじ/玉兎
 

おなじことばが ゆれている
おなじえいぞうが ゆるんでいる
なだらかに ながれ
すぎさってゆく かぜは
わたしのめを くゆらせては
いつだって そらに かえっていく
こわいとは
こわいとも
いえず

ただ

かわいて


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