計算式の途中、永遠のイコール/笑む爺
 

空白にこそ
新しいものがあり
大切なものがある
トマトの薄皮と肉の間に
リコピンがあるように
(この表現は真実ではないがイメージの説明としては有り得るものとする)

曖昧さの中で生きるには
それに流される怠惰と
受け入れる覚悟の同居が
必要なんだと
空白らしきものの前で
わたしはわたしを捜しながら
そんなことを方程式の過程に取り入れてみる
そうしてもうすぐ20と2年が過ぎる
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