haruyaが仏 とんでった朝に/鈴木陽一レモン
ぼくらはねむい ふりをしながら
つくりたての
ゆめのつづきを 思いだそうとする
モノメズラシサで気を惹きたいんじゃない
それは、結果だ
はるやがいない隙に
どれだけ
パンでフザケられるかに夢中だ
そうだ。
パンに真剣になることにしんけんだ
おみやげなら、いらない
生きて帰ってきてくれれば
それでじゅうぶんだよ
好きな人を好きだって思いたい
おんなのこだったら
狂うことをのぞんじゃう
はるやが仏 とんでった朝に
ぼくたち眠たいフリしながら
つくりたてのうたのつづき
おもいだして、いる。
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