独白二篇/笠原 ちひろ
 
幸せでいていい

冬の匂いが冬の匂いで
あたしは
とっても
幸せだ!









完璧であらねばと
自力で
完璧にならねばと
思い込んで
なれなくて
いろんなことを
横目でみながら
なにもできなくてじっとしてた
けど

もはや
及び腰は
お呼びじゃなくて
勇み足で
たんたかたんたん
ステップ
踏んで

じゃんじゃかじゃんじゃん
人目にさらす
なにをって
あたしを

生きる

から

さ!










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