命の灯と、小さな灯の葛藤。/aokage
 
いる。



『自分』を崩さずにいられる場所を探しながら。

『自分』を偽らずにいられる距離を探しながら。





『己』を護る為に『他人』と戦い、

『己』が生きる為に、『命』を奪う。




それは必然で。

『生きる』とは、そういう事。




だけど、私の中には、



「他の命を搾取し永らえる己の存在など、不要なモノ」なのだと、

この世の摂理に不快感を覚える自分がいる。


「自分以外何者かの未来を奪ってまで、生きる価値のある人間なのか」と、

己の存在すら、信じられない自分がいる。





自分自身が今生きている意味も、


見出す事の出来ない己の未来も、





信じる事は、出来ないのだ。









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