ざぶざぶと わけいるなみの つめたさに にてたといきで ぬれるくちびる/あぐり
{引用=
ざいじょうをのべてときみにいわれたら どれもまだまだみすいだという
ぶらんこにのせてゆらしたげんざいが ぼくをあだむにさしてくれない
ざっしからきりとるつみのいろどりは しろくろくろしろあざやかじゃない
ぶんどきではかるきみのあごのらいん ないふでといだふゆのほしくず
とがらせたつめのさきにぬるあかは かくしんはんだねよるにひかって
わなにはさわざとはまるのそのほうが あなたはぜったいよろこぶんだもん
けいそつなわたしをしかるゆびさきが ぜんぜんすなおにさせてくれない
いいわけをじょうずにいえたあけがたは ちょっとにがいなさよならのきす
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