あまりに有名な話/オノ
会う人誰彼かまわず「一青窈キック!」と言いながら
蹴ることで有名な一青窈。
ある日隣人を蹴ろうとしたら、かわされたばかりか
「一青窈キック!」と言いながら蹴られてしまう。
「お前が一青窈キック使うのはおかしい」と抗議するも、
「一青窈キックは一青窈を蹴る技。一青窈に二倍効く」
と一蹴され、ぐうの音もでない。
「名前を教えろ」と隣人に迫るも隣人は頑なに口を閉ざす。
「名前を言え!名前を言え!」と言いながら隣人を蹴る蹴る。
しまいに隣人は顔を覆って泣き出してしまい、
一青窈も「言え!言え!」と涙を流しながら
彼を蹴り続けたという。
そのときに出来た歌が「もらい泣き」、
彼女の代表作となる名曲である。
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