流れ星/
ミツバチ
記憶の断片を繋ぎ合わせて
どんな言葉を紡ぐの
頼り無げな唇は
か細い吐息が洩れて
すっと消える流れ星
幾つもの思いを背負って
夜空を流れていく
随分重いだろうに
何も言わず儚げで
折れてしまいそうな程の
白い腕で
小さな命を抱き上げて
精一杯の温もりを与える
そんな君を
誰も否定できないよ
とても素直
無邪気に笑って
唇を噛んで泣く
感情にまかせて生きる
好奇心で満たした瞳で
多くを掴んでいって
優しく見守っていくから
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