今朝君を傷つける/朧月
 
目の前のことにあわててしまって
とりあえず傷つけてみた君を
置いてきぼりの悲しさ知ってるから
先に歩き出した黙って
向かい風のせいにして声を惜しんで
きっと届かないっていい訳くっつける


もういいんじゃないかな
できないことは
明日もあさってもできないんだから


夢だけじゃ生きられないんだよと
あの日教授も言ってた
もう一度聞かないでも同じ結果なんだろう
提出されないレポートのように
溜め込んでおこうよ机の中に


昨日の花がいくら綺麗でも
今日は咲かないのさ 悲しくないよね


伝言板に書いていってくれないか
探し物は見つかりました と
嘘でいいから
君の文字を知ってるあの子に


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