森/
ミツバチ
深い木々の合間を縫う
足元は落ち葉
日は放射状に
するすると駆け抜ければ
布は余韻を保ち
風が戯れる
鳥が鳴いている
羽ばたく音が響き
風が落ち葉を舞いあげて
見上げれば
目眩
はるか底まで
落ちていく感覚
小さな小川が流れる
苔むした岩
遥か向こうに見えたのは
きっと楽園
夢うつつの世界のようで
光に
両手は透かされたまま
木洩れ日の元で
踊っている
それはまるで少女のように
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