続・汚濁。/aokage
 


世界の為に、全ての生き物の為に、

この身体がずたぼろにされようとも、
どんなに酷い目に遭おうとも、

戦ってゆきたいと、
護り抜いてゆきたいと、

そう思う気持ちは、嘘ではないけれど、



その為に何かを学んだり、
労働力を駆使しようとしない私は結局、

臆病で、卑怯で、傲慢で、
酷く怠惰な、口だけの負け犬なのだろう。




どんなに偉そうな事を言ったって、
どんなに教養のあるふりをしたって、


所詮、不確かな未来や、
認められず、受け入れられない事を恐れ、

少しの苦労や、無駄な努力をする勇気もないのだろう。




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