at the book'n book shelf/あすくれかおす
を話す、
みんな、もう滅びたのでしょうか?
いつだって騒ぎ合っていました。
いつだって華やかにみえました。
ねえねえと、みんながそう呼ぶから、
いつでも、いつまででも/返事して、返事して、返事して、返事をかえしていました。
誰しもが地続きではなかったのでしょう。
彼方の手前でじっとしている。
世界をなんにも知りません。
時間の詠み人も知りません。
わたしは。
ここはどこにありますか。
わたしは。
はあどこあになりすますか。
もう断片になっている。
よる辺の水をすくう人、そのやわらかさを知った人、
澄んだ水のなかにある澄んだ泡、
深く閉じたまま息を吸う人。
意味もなく光る子ども。
知らない世界という名の名無し。
まだ知らない。
まだ知らないことには、続きがある。
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