眠りにオチル/朧月
 
眠る というそのとき
人は一人になる
見ることをやめ きくことをやめ
うちへかえってゆく
今日にさようならをするそのとき
永遠に の気持ちがよぎる

さようなら

さようなら

恐怖なのか やすらぎなのか
そのどちらともなのか

眠る そのとき
その 手前は
つきおとされる前に似ている
落ちる前にも 似ている
自分の全てが
自分でなんともしようがない
頼りなさ
それが もはや
心地よさ

放棄 かもしれないココチがココロモチが

ね む る の か
・・・・・


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