流星群/瑠音
 


毎日
君と星空を見上げてた夏を
思い出します




あの日
数えきれなかった星のいくつが
今もあるのかわからないまま
君も
見ていれば良いのに
ふと
そんなことを考えます


君のアイはいつも断定的で
息をつく暇もないくらい
あたしを追い詰めた


今も
思い出せばすぐ
息苦しくなれるくらい
追い詰めた


ずっとふたり
星を見ていられればよかったのにね


離れてしまえばあたしのアイは
君には曖昧すぎて


こんな風に言葉にしてしまうあたしを
君は好きじゃないと思うので
きっとさよならは必然
さよならも
必然


引きずらなくて良い
恋なんていらない


思い出したくないよな
恋なんていらない


君が教えてくれた幸せも
息苦しさも
抱えていくから


ただ
君も見ていれば良いなと
思うんです
君も思い出してくれれば良いなと
思うんです


あの夏
痛くて
それでも幸せだった



あたしが君に恋をしたこと
君がアイをくれたこと




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