星の夜辺/
昏(ヤッカ)
はみちていく
僕らは星をみている。
二度とこないはずの昼
もうなくなった星の光
今、遠くの星で
あいつが死んでしまった。
僕らはそれをきれいだとおもう。
その夜に
猫は、星をみている。
町は、星をみている。
エイリアンは、星をみている。
僕らは、星をみている。
名前なんてない夜に
みんな
奇跡みたいに
おなじ気持ちで
おなじ空をみている。
そして思う。
『ねえ、珪素になるまで一緒にいよう。』って
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