「 せせらぎに 」/
椎名
木漏れ日の落ちた
静かな川の流れに
映してみる
日々の暮らし
己の姿
こころ
清らかな水面に
とうてい映しきれない
複雑模様
流れていけ
流れていけ
小さくちぎって流すから
どうぞ洗い流して
その水面に
恥じずに映せるようになるまで
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