その二分間のための詩/瑠王
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僕が赤ん坊だったように
君がまだ若葉であるように
真っ白なキャンバスでさえ
絶えず変化をしている
広大な土地も
同じような空も
足を持つ全てと
眠りを知る全てと
この二分間の先を目指して
分子をふるわせている
割れてしまったグラスのように
グラスを逃れた水のように
僕が蕾であるように
君が老婆だったように
この二分間の先を目指して
常に扉は開かれて
一方、常に扉は閉じられていく
退屈なものかもしれないが
この文章さえ生きている
言葉の動脈をもって
全てと共存している
ときどき読み返
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