深夜二時いちごパフェの味/ゆきちゃん。
 
今あたし男の人と住んでる
あんたじゃない男の人と
店から帰ってきたあたしに
彼は今日はどうだったか必ず聞くの
あたしは答えるの
   今日ものすごく嫌な客が来たの
   あたし散々意地悪言われたの
   
彼は言う
   そうか それはひどい 
   お前はこんなに頑張ってるのに 
   一緒に寝よう 抱き合って眠れば落ち着くよ
そうしてあたしは彼の腕の中で眠りに着く
彼の中はあったかくて ちょうど良くて 
なのに たまにね 彼の腕の中で
あんたのことを考えてしまう夜があって
あたし少しだけ混乱する
あんたは
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