パラダイスシフト/ゴースト(無月野青馬)
 
去年のプレゼントを頭蓋に嵌める、決着には程遠いが
今年は来ないのか、それも意図的に
耳鳴りが止まない、呼び出し音のように
起承転結を知らせる


夢は藍色の液状で、毎夜垂れ込んで来て、塗り替えていく
一少年に戻りたい、昔のように愛でられていたいと願う夢に、今年は毎夜覆われた
時の止まった夢の中では、リ・イマジネイションが繰り返され、僅かな差異を自演して、喜んでいる、気に入られていた少年になど戻れはしないのに


昼間は降霊をして、自動筆記を楽しんで、糞尿の処理だけして、パラダイスシフトへの状況を整える、途中段階が甘美なので途中段階を繰り返してしまう(なかなか先に行けない)

[次のページ]
戻る   Point(3)