「色」/広川 孝治
透明度の高い青く澄んだ湖
清らかな水だからこそ
あの深みのある色が出る
雲ひとつ無い青く高い空
空気が澄んでいるからこそ
青さが際立っている
清らかさは無色じゃない
清らかさには色がある
その色を好まない人もいるかもしれない
色があることを嫌う人もいるかもしれない
でも誰がなんと言おうとこれは真実だ
清らかさは無色じゃない
そこには深みがかった色がある
あなたはその色を汚れていると勘違いするかもしれないけど
深いからこそ色が濃いのだ
あなたの深みがその独特の色を出しているのだ
決して汚れているわけじゃない
あなたのその色は
むしろ
清らかさの証
誰がなんと言おうと
僕はそう思う
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