ひまわり/透明な魚
 
見るような時間

そんな時間が過ぎてゆく

わたしは結晶のように完璧に調和して

光を纏って数多かがやく

「想い」がわたし自身を調和して

週末のひと時を精一杯に奏でている



見ることはできるけど

たどり着くことはできない場所

思い出の幾つかがふれあって音が鳴る

耳を澄ませば遠くで歌う鳥の声

枯れない花を追い求めて

さまよい続ける鳥がいる



あなたとの時間が終わって

わたしはあなたから去っていく

距離は離れるけれど

わかりあえた二人なら心は繋がったままなのか?

そんな気持ちになってみたいとか思う
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