九十九神/
ルナ
ど
命を捨ててでも殺したくなる
それも人間の弱さであり
傷つき傷つけられて裏切られ
それでも愛情を持てるのならば
それは無償の愛と呼ばれるものであり
誰でも持てるものでない
神がその境地に立てるというならば
何故に神は天罰を下すのか
影からか上からか
人間を見下し
自らの姿を隠して行うその行為は
卑怯者で
愚者の行いである
弱い人間が祭り上げたもの
そんなものは神ではない
本当の神
それは多分とても身近にいて
何もせず
ただ見守るだけなのだろう
戻る
編
削
Point
(5)