世界を捉え直すために/kauzak
 
世界を捉え直すために
空を飛ぶ

風を感じる先に開けた風景は
僕を何処に導こうとするのか

星が綺麗だ
どこまでも視線を遠く投げて
どこまでも行くことができる気になっている

なくしたものを取り戻した気になっている
掌中は空っぽなのに
心は満ちたりている

それが大切なことなのか分からない

フラフラとした足取りで歩く
世界を見失って
さまようだけの夜を過ごす

その夜は明けるのか
分からないままに歩き続ける


※「連なるだけの言葉」シリーズ
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