有刺鉄線/
まぁや
君に触れるのが怖いのです
君のやさしさが痛いのです
君の腕の温さを思い出すたびに
君の言葉がリフレインして
あたしの心臓が血を流すのです
君の声を思い出すたびに
君の視線にがんじがらめにされて
あたしは身動きが取れなくなるのです
きっとここに刺さった君は
もうどこまでも抜けなくて
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