燃えてこの身を/
テシノ
毎日歩く道端に
輝くものが落ちていた
罠を恐れて手が出せず
睨んで路肩の染みとする
毎日歩く道端で
昨日の己の罵声に押され
あれはお前のものではないと
諭し諭して残す輝き
燃えろ燃えろよ輝きよ
またたきなどではまだ足りぬ
打ち捨ててきた輝きよ
燃えてこの身を焦がせかまわぬ
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