キャンパスを塗り潰す赤は神の色/ゆりあ
 
君に歌って欲しいんだ
君の歌
君は歌うことしかできないけど、それでいいんだ

絶望の空から聴こえる氷のような音楽
それだけが真実でそれだけを聴いて生きていた
それ以外なんか無いと思う
あっちゃいけない

君がキャンパスを塗り潰す赤は神の色
君が感じる灰色の憂鬱は僕にとっては美しく愛おしいかわいい官能

もう何をしても誰になったって誰と居たって無駄
だって世界はずっと昔に終わってるから

真実を探しにいこう
太陽の反対側にあるものを
月は冷たすぎて 遠すぎて触れられない
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