降り注げ/
あぐり
々書き綴る私の右手
中指には爪に付着した誇らしい赤色藍色
教壇前の眼鏡の先生は黒板に
シュルレアリスム→深層心理
と書いたままプリントを淡白に読み上げているから
だから私
こんなことつらつら思っているんだわと気付いてしまう六月下旬
花火、の光があなたに降り注いでください。
出来れば私の痛々しい熱を最大限に含ませて。
あなたに降り注いでください。
六月の終わりです。
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