純憐歌/漣 風華
 
冬色に染まった君へ捧げる純憐歌

雪降る金曜日
君は玄関前でずっと待ってた

空晴れた日曜日
君は俯きながら扉を開けた

君の残り香が怖くて
私も部屋を後にした

雪がちらつき
まるで二人の心の様

最後に交わした
愛撫の感覚が消えない

最初に交わした
舌の交わりですら・・・

二人の吐息を重ねて
刻を忘れて・・・
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