白、ガラスの碧/ブロッコリーマン
 
窓枠の内側に、かすかに、雲が映っていた

薄い生地で出来たカーテンで
僕は太陽の光を避けている

あの雲は、どれほど遠くまで行くのだろう
どんな風で?

カーテンの隙間から漏れる光は、
僕の眼球にときおり突き刺さる

そこにあった雲はもう見えなくなっていて、
僕はなんだかほっとしていた

湿った布団から体を起こして、
枕の染みをじっと眺めた
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