台風38号/ジャイコ
 
白い空に映ったわたしは
あまり遠くをみれずに泣いていた

自分を知るということは
絶望するのと変わらない

私の言葉を舌に載せたら
膝の震えが止まらなくなりました

痺れた指先で君の裾を掴んで
雲を掻き分けて求めた君の名を一心に叫んだりもする

ほら
夏が終わる
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