図書室/ゆりあ
た す け て 息 が で き な い
あの女の子はピザ屋でバイトしてる男の子に犯されてでも二人は愛しあっていて
そんな中私は授業をさぼって学校の図書室でわけのわからないフランスの詩を読んでいてあいつからのメールも当然無視してマラルメはなんて変態えろおやじなんだろうと思って君に話しかけたけど君は消えちゃった
神様私に力をください
新しい価値観を
新しいメモリーカードを
そしてあいつに罰を
あれ小林くんどうしたの
「大塚さん、今日はもう授業全部終わったよ」
うん、知ってる
「早く帰んないと」
うん
「鍵全部閉められちゃうよ」
うん、でも小林くん、なんで、
なんで私のことが見えるの
戻る 編 削 Point(6)