ストップ/udegeuneru
 
夜1時コンビニ
酒とサガミオリジナルをかごに入れて
女の財布からそれらの代金を支払った


誰もいない交差点
点滅信号と一緒に
奇跡が通り過ぎるのを待ってた



いまだ




いまだ




今だ















いま


ホームの前方にぼーっと突っ立ってる人の心境はこんな感じとか
思う無神経さは実は真剣そのもの
全世界の馬のシッポがいっせいに揺れる
無関係にエレクトするちんぽたち

ビニール製の注連縄ぶらさげて
平気な顔で
奇跡みたいなの待ってる
あほだから
助けてもらう気まんまんで
もうずっと頭ん中でファンクが鳴り止まん

助けてって

テッテッ、

テレッテテテレテテ

テッテッテテテテ

テレレレー


電子音を止めて
やばいんです


その後俺は
猫のれき死死体をよけながら
女の待つ部屋へ帰った

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