B級であることのしあわせがちらついて、変やあね。/みい
 
ないんやけどね



惜しかったりそうでもなかったりな女やから
良くも悪くも放り投げられて、やのに
きみは、ほんとうにすごい力やねえ
なんて
感心してる場合じゃないよと言ってくれて
ありがとう、ね


その帰りに

ごめんなさいって言ってみたら
その相手が死ぬほどあふれかえってしまった

目の前にいる
人々とあたしはすれちがいざま
こすれて、

もう
ぜんぶ忘れそう






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