あとがきにかえて/e.mei
』と
君は言いましたね。
君の手が星めぐりの歌を指揮していたのは、
君の視たアルビレオが原因だったのでしょうか。
埋められた機械鳥の目は燐光の川を、
見ていたようだったけれど、
君は重なり合う永遠を見つめていました。
(いつか時を打たなくなった時計が、
再び時を打つ日が訪れるかもしなませんね、
マーキュリー、
僕たちには確かなことなんて何もなかったはずですから。)
君は何もかも一切が、
時を打たなくなるのを待っているのだと、
言っていたけれど、
僕たちは、
僕たちのこと以外、
いまだに何も答えられないではないですか。
マーキュリー、
僕たちは光
[次のページ]
戻る 編 削 Point(24)