wrong interview/あすくれかおす
 
ることを悟る
歩くホリック夜通し冷蔵庫の匂いを嗅いでる
無味無臭でいられるほど無感覚に起き続けている
このままじゃ素晴らしく駄目になるって
一張羅を洗いに出してる間に焦燥する自らのなかの細胞一キログラムあたり一〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇個
そいつ等の声を聞く
その心は何者でもない振りをし続けて実は自分の匂いを消せない透明な犬だ
電柱が崩れ落ちるほど酸度の高い落ちる自分の涙に両手を差し出せるか
前に見えてるのはただの部屋の一角だ 何に対して毎晩威嚇している
綿棒散らばる瞬間的にやつらの小さな悲鳴を想像してこの笑い声を黙らせる


それでも笑ってる場合ですよ 
で素の笑ってる顔
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