wrong interview/あすくれかおす
寝て起きると
いつも新しい
新しい朝が来たと
体操をしながら
希望を体にしみ込ませていた小学生
誰が今日の空を真新しいと決めるのか
夢みがちにパンを食べる
土砂降りのなかで回転してる
チル寸前の花びらを掴む
瞬きもせずに拍手を続ける
これまで参加したアンコール
の半数が労働
段差なんてとうになくても
多くを手にするにはあまりにも臆病すぎる
フライングソウサア斜めっから突き落とし
年月のことを数字で呼び続ける
町が間違える得るものはままならず
浪々と流れるひとつきりの浮き輪にまたがって
なにをみようかなにを 話がしたくってひとりきりで
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