たとえば呼吸をするように/アオゾラ誤爆
動かして
もっといたくしてもいいから
すきと言ってくれたら
雪が降る
真夏の歩道に
きみの影がないことが
わたしの世界のすべてでも
祈っている
晴れた海は遠い空をうつして
言葉にならないように黙る
眠りを待つことに飽きて
ひとつ手折る
枯れてしまうことはしっていました
とか
いいわけじみた反芻をして
もう一度
ふれあうひとの温もりはしらない
ただ熱すぎるその血が
ほしいよ
巻き戻す
白昼の惨事には目をふさいで
インクのにじむ
あの日のふるさとに
帰る夢だけを見続けて
穴をあける
そしてえぐる
傷つけたいよ
だいすきなきみを
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