ふがいない私/伊那 果
 
守ることすらできない人間だ、という事実を腹に煮る午後

 大空に咲かせる花の とりどりの ちりの一つとして 流される

 帰り道のスーパーは一人用だと こんなにもだるい ひややっこ買う

 
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