Romanesque/sironeko
 
で、長身にすらりとしたモデルのような体型をしており、武人を思わせる雰囲気を纏っていた。

(ああ何て美味しそうな男なのかしら、食べてしまいたいくらいに美しいわ、拉致して両の手と足の自由を奪い、首輪を嵌め、鞭を振るって女主人と奴隷として濃密でエロティックな時を過ごしたいわ)

少年が微笑むとそれだけで春のような雰囲気が溢れる。
純真無垢な心がそう周囲に感じさせるのだ。

(天使のような子供って本当にいるのね、背中に羽をつけてあげたいわ、もちろん純白のよ、ああ想像するだけでイってしまいそうになるの、嫌だわ、外なのに)

青年の立ち居振る舞いは洗練されている。
少年の頭を撫でる仕草も
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