銀河鉄道の夜/不可思議/wonderboy
せんが
どうなってしまうのかさっぱり想像できないところが
よく考えればあなたの人生そのものに見えます
こちらではもうすぐ七夕がやってきて
天の川がまっさらな夜に星の橋を掛けます
その下では子どもたちが短冊に祈っているそんな
当たり前の風景をあなたは覚えていますか?
何本もの花火が何もない夜に咲きます
こうして空を見上げていると不思議な気持ちになります
なぜだかわからないんだけど涙があふれてきて
ねえあなた本当にこの空の向こうにいるの?
あなたがこの地球に帰ってきたらすぐにでも
手をつないでいつもの風景の中を歩きたい
宇宙について熱く語るあなたの笑顔を見たいから
いつまで
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