銀河鉄道の夜/不可思議/wonderboy
 

カーテン越しに差し込む光で目が覚める
心臓に手を当て今日も生きてることを確かめる
窓を開けても見慣れたあの風景はないけど
その代わり見えるのは青く光る地球だ
このステーションに来てからもう一ヶ月が経ちます
銀河鉄道のレールは着々と延びていきます
無重力にも宇宙服にも慣れたけど
君のいない朝にはいまだに慣れることができません
出発前日の君の表情を思い出すたび
家を出る直前にくれたお守りを握り締めるたび
何度となく胸がしめつけられるけど
許して欲しいこれが僕の夢ってゆうやつだ
銀河鉄道のレールをつくるっていうこの仕事は
想像していた以上にやりがいのある仕事です
あらかじ
[次のページ]
戻る   Point(10)