駄々の片々/いわぼっけ
 
と 誰やの恋しき人よ
地下の入り口 狭い階段降りていく 狭い扉の小さな個室
のぞき窓にはハンガーの衣服で目隠しをする

新渡戸稲造翁が 今宵の救世主
渤海の屹立 癒すのは誰
微笑む女神かイヴニングドール 今夜の君はやや太め


宿酔 の朝は遅く起きるに限る 混濁した意識を
取り戻し 昨夜の行動を思い返すとところどころが欠落だ
寝具の上で欠落した記憶のジグソーパズルの片々を
創造しあて嵌めて 酔いどれ詩人の一日は始まるぞ

奪 奪 駄  ダダィズム
そして妙に納得して いつもどおりの脈絡に違いが無いのを
安寧なる一日の始まりとすることができるのだ ダダ ダダ
ドンデンカーン ドンデンカーン ・・・・ ・・・ ・・ ・


戻る   Point(1)